新しいマリッジリング 木立(こだち)。
薄明かりの灯った朝霧の中、森の入り口には群れる木々たち。その姿は静かで強くただ茫然と眺めていられる美しさがあります。
縦に一つ一つ変化をつけながら彫り込まれた線は、自由に伸びる木々のように素直なラインを持っています。彫り込んだ線を強調するのではなく、磨き落とすことでリングに穏やかなまとまりを与えました。
使い込むことで新たに付いていく傷や跡を包み込む特徴的な質感は、ゆっくりと成長していく木々のように姿を変えていきます。
また、やや幅のあるリングは着けている実感を感じられる仕上がりに。男女ともに違和感なく着けられます。質感のあるリングとの重ね着けも浮かずにぴたりと収まります。
マリッジリングはお二人の日々と共に歩んでいくもの。
atelier plowでは日常の延長にある素朴で着飾らないウェディングリングをご提案してきました。
雨の日や風の日もあれば、あたたかな陽射しを感じる日もある。変化にさらされながらも空に向かって静かに成長を遂げる木々たちが立ち並ぶ様子は、胸をあたたかくしてくれます。
それはゆっくりと、しかし確実に成長してきた時間に思いを馳せるからでしょうか。
これから続いていく日々の中で、お二人と共に成長していけるように。そんな願いを込めました。