パリで海外挙式をしてみたいけれど、実際いくらかかるの?と気になる方へ。挙式プランの料金、フォトだけの場合の費用、旅費までを金額とモデルケースで解説し、「どこまで予算をかけるべきか」がイメージできるようにまとめました。ハネムーン婚やフォト重視の方も参考にしていただける内容です。
目次
1|パリで海外挙式、ざっくりいくら?

まずは結論からお伝えします。日本からパリで海外挙式をする場合、ふたりだけの挙式+旅行で考えると、目安は次のとおりです。
- 挙式パッケージ(教会・サロン・チャペルなど):約30〜80万円前後
- 旅費(航空券+ホテル/約1週間):ふたりで約40〜50万円前後(時期やグレードにより増減)
これらを合わせると、総額150〜250万円程度が、ふたりだけのヨーロッパ挙式のひとつの目安になります。
- 滞在日数を短くする
- ホテルをミドルクラスにする
- オプションを最低限にする
上記の工夫で、100万円台前半に抑えることも可能です。一方で、本格的な披露宴付きのフランス婚にすると、現地カップルの平均予算は数百万円単位になるため、「日本人カップルの少人数パリ挙式」とは別物の世界観になります。
この記事では、日本からの少人数パリ海外挙式にフォーカスして、費用の内訳とモデルケースを整理していきます。
2|パリ海外挙式の費用内訳

2-1 挙式プラン(教会・チャペル)の料金目安
日本の手配会社を通してパリ挙式をする場合、パッケージ料金の相場は次のようなイメージです。
- パリ挙式プラン(教会使用料+司式者+音楽+ブーケなど):約30〜60万円台
- 衣装・ヘアメイク・写真がセットになったプラン:約60〜80万円台
例えば、パリの名門教会「アメリカン・チャーチ」などを利用したプランでは、教会使用料にくわえて衣装・ヘアメイク・撮影を含むパッケージが用意されており、内容によって価格帯が変わってきます。
2-2 フォトウェディングのみの場合の相場
「挙式は日本で済ませて、パリではフォトだけ」という選択肢もとても人気です。フォトプランの目安は下記の通りです。
- パリ1ロケーションのフォトプラン:約22〜25万円前後
- 2〜3ロケーション(エッフェル塔+セーヌ川沿い+街中など):約30万円前後〜
衣装・ヘアメイク込みのプランもあれば、衣装は日本から持ち込み、現地ではヘアメイクとカメラマンだけ依頼するプランもあります。現地のフォトグラファーへ直接依頼する場合は、1,000〜2,000ユーロ前後を目安にしておくとイメージしやすいです。
2-3 旅費(航空券+ホテル)の目安
ヨーロッパ挙式全般に言えることですが、費用の中で大きな割合を占めるのが旅費です。パリ行きの場合、
- ローシーズン:航空券 1人10〜15万円程度
- ミドル〜ハイシーズン:1人15〜25万円程度
に加え、ホテル代を含めて1人あたり20〜25万円前後(約1週間滞在)を見込んでおくと安心です。
ふたりで計算すると、
- 旅費(航空券+ホテル):約40〜50万円前後がひとつの目安になります。
空港券は、季節によってやトランジット(乗り継ぎ)回数でも大きく変動します。また、宿泊先はラグジュアリーホテルから暮すように過ごせるAirbnb等選択肢も多いですから、お二人らしい選択で良いと思います。
2-4 現地での会食・パーティ費用

パリでの会食やパーティにかかる費用は、レストランのグレードやコース内容によって変わりますが、目安としては以下の通りです。
- レストランでのコース+ワイン:1名あたり約100〜200ユーロ(約1.7〜3.4万円)仮@170円
- ゲスト10名の会食:総額約17〜34万円前後
日本の披露宴のような大掛かりなパーティではなく、「挙式後に家族でゆっくりフルコースを楽しむ」程度であれば、20〜30万円前後に収まるケースも多いです。
3|モデルケースで見るパリ海外挙式の総額
ケース1:ふたりだけのシンプル挙式+4泊6日
- 挙式プラン(教会+衣装+ヘアメイク+写真の基本セット):60〜80万円
- 旅費(エコノミー/4泊・ミドルクラスホテル):1人20万円×2人=40万円
- 現地での食事・交通・観光:ふたりで約10万円
合計:およそ110〜130万円前後
オプション(アルバム・動画・追加ロケーション撮影など)を抑えめにすれば、100万円台前半に収まることも十分可能です。
ケース2:ふたり挙式+フォトツアー+1週間ステイ
- 挙式プラン(教会・サロンなど):65〜90万円
- パリ市内2〜3ロケーションのフォトプラン追加:20〜30万円
- 旅費(7泊/ホテルを少しグレードアップ):1人23万円×2人=46万円
- 現地での食事・観光・移動費:約12〜15万円
合計:およそ140〜180万円前後
「せっかくパリまで行くなら、フォトをしっかり残したい」というカップルに多いパターンです。フォトを現地カメラマンに直接依頼する場合は、支払いがユーロ建てになるため、為替レートやクレジットカード手数料も考慮しておきましょう。
ケース3:家族6名を招待した少人数パリ婚
- 挙式プラン(衣装+ヘアメイク+写真付き):70〜90万円
- 会食(8名・1名あたり約150ユーロ=約2.5万円想定):約20万円
- 旅費
・新郎新婦分:23万円×2人=46万円
・親世代4名に1人10万円ずつ援助:40万円 - 現地滞在費・観光費(全体の雑費):約15万円
合計:およそ145〜165万円前後+親の自己負担旅費
親族の旅費をどこまで負担するかで総額は大きく変わりますが、「全額を出すのではなく、1人あたり○万円を援助する」という日本人カップルも多いです。
4|パリ海外挙式の予算を抑えるコツ
4-1 時期をずらしてローシーズンを狙う
ヨーロッパ挙式の費用は、旅費による影響がとても大きいです。
- ベストシーズン:5〜6月・9〜10月(旅費はやや高め)
- 旅費を抑えやすい時期:11〜3月(クリスマス・年末年始を除く)
写真の雰囲気を重視するなら春・秋が理想的ですが、「費用優先」なら冬のパリもおすすめ。イルミネーションやライトアップが美しく、シックで大人っぽいパリフォトが撮れます。
4-2 写真に残る部分に予算を集中させる

予算配分で迷ったときは、まず「写真に残る部分」にしっかり予算をあてるのがおすすめです。
- 会場(教会・サロン・屋外ガーデンなど)
- ドレス&タキシード
- 写真・動画
この3つは、後から何度も見返す部分です。一方で、
- ペーパーアイテム
- テーブル装花のボリューム
- プチギフト
などは、海外挙式では最小限にしてしまうカップルも多く、満足度への影響は比較的少なめです。
4-3 フォトは「挙式日とは別日」に分ける
スケジュールに余裕がある場合は、
- 挙式当日:教会内とその周辺での撮影
- 別日:エッフェル塔周辺やモンマルトルなどでロケーション撮影
日にちを分けるのもおすすめです。一日に詰め込みすぎず、天候不良のリスク分散にもなります。1週間ステイなら、フォトだけ他の日に動かしても旅費はほとんど変わらないことが多く、むしろ満足度アップにつながります。
渋谷のドレスショップCli’O mariage(クリオマリアージュ)では、海外挙式用に長期にレンタル、かつ海外向きな洗練されたドレスの取り扱いがあります。

5|準備スケジュールと「いつお金がかかるか」
5-1 約1年前〜:情報収集と手配会社の候補選び
- パリ挙式対応の手配会社の資料請求・オンライン相談
- 教会式/フォト中心/家族を呼ぶかなど、希望条件の整理
- 大まかな予算上限を決める
この段階ではまだ申込金は不要で、相場感を掴むフェーズです。
5-2 9〜6か月前:申込み&申込金の支払い
- 手配会社を1社に絞り、挙式日を仮押さえ
- 挙式会場・プラン・オプションを決定
- 申込金(総額の一部)を支払い
ヨーロッパ挙式では、挙式の約6か月前までに残金を支払うケースが多く、ここから本格的に費用の支払いがスタートします。
5-3 6〜3か月前:航空券・ホテルの手配
- 旅程を確定して航空券と宿泊を予約
- ゲスト招待がある場合は正式な案内を送る
- パスポート有効期限やビザ情報の確認
このタイミングで旅費の大半が発生します。早期予約割引がある場合も多いので、できるだけ早めの手配がおすすめです。
5-4 3〜1か月前:最終見積もり&オプション決定
- アルバム・動画の有無を最終決定
- ブーケや装花のアップグレードをするか決める
- 衣装のサイズ確認・フィッティング
この段階で「なんとなく全部グレードアップ」してしまうと、一気に予算オーバーになりがちです。
「絶対に外せないオプション」と「余裕があればつけたいオプション」を分けておくと、冷静に取捨選択ができます。
6|パリ海外挙式を相談できる主な手配会社・サービス
日本から相談しやすい、パリ挙式対応の主な業者URLをピックアップしました(順不同)。
6-1 ワタベウェディング(パリ/アメリカン・チャーチなど)
特徴:フランス・パリの教会「アメリカン・チャーチ」をはじめ、ヨーロッパ各地の挙式を展開。衣装・ヘアメイク・撮影がセットになったプランも充実しています。
ヨーロッパウェディングTOP
https://www.watabe-wedding.co.jp/europe/
パリ挙式・フォトプラン一覧(一例)
https://www.watabe-wedding.co.jp/easy/plan?area_cd=PAR®ion_cd=EUR…
6-2 HIS アバンティ&オアシス(ヨーロッパ挙式)
特徴:旅行会社ならではの強みで、挙式+航空券+ホテルをトータル手配しやすいのが魅力。パリの教会を含むヨーロッパ各都市の挙式情報がまとまっています。
ヨーロッパ挙式ページ
https://www.his-wedding.com/europe/chapel/
6-3 Le Maestro(ル・マエストロ)
特徴:ヨーロッパ在住のウェディングプランナーが、ヨーロッパ全土80以上の提携会場をコーディネート。パリ市内の教会・シャトーなども相談できます。
公式サイト
https://le-maestro.com/
6-4 Kellyan Europe Wedding(ケリーアンヨーロッパ)
特徴:日本人スタッフが、フランス・イタリアなどヨーロッパ各地の挙式をプロデュース。旅行会社エス・ティー・ワールドと連携し、旅行面のサポートも手厚いです。
公式サイト
https://kellyaneuropewedding.com/
6-5 Accent Aigu(アクセント・エギュ)
特徴:モンサンミッシェルなど、フランス国内の世界遺産での結婚式・フォトウェディングを手配。パリ発着のプランもあり、「パリ+地方」を組み合わせたフランス婚をしたい方におすすめです。
世界遺産での結婚式ページ
https://www.accent-aigu.com/世界遺産で結婚式/
6-6 比較に便利なポータルサイト
複数社のプラン・口コミを一度に比較したいときは、国内ポータルサイトも便利です。
ゼクシィ海外ウエディング(フランス挙式の手配会社一覧)
https://zexy.net/abroad/013000/companylist/?coIconCd=005
7|まとめ:パリ海外挙式の予算感を自分ごとに落とし込む
- 挙式プランの相場は30〜80万円前後
- 旅費はふたりで40〜50万円前後が目安
- ふたりだけのパリ挙式なら、総額150〜250万円前後を想定しておくと安心
- フォトのみの場合は、20〜30万円+旅費で実現可能
- ゲスト招待や会食を加えると、人数に応じて10万〜数十万円単位で上乗せ
パリは、「挙式そのもの」×「世界で一番ロマンティックな街でのハネムーン」を一度に叶えられる、特別なロケーションです。
まずは今回ご紹介した目安をベースに、自分たちの理想のイメージ・呼びたいゲスト人数・上限予算を紙に書き出してみるところから始めてみてください。そこから、どの手配会社に相談するか、フォトをどこまで入れるかといった具体的なプランが自然と見えてきます。
結婚式・フォトウエディング等の情報は下記のサイトを参考にしてください!
Craftsman Park HP:https://craftsmanpark.com/
Craftsman Park instagram:https://www.instagram.com/craftsmanpark_for_wedding/




















































