タキシードの衿型には “ピークドラペル” と “ショールカラー” の2種類。
どっちにしたら良いのか悩まれるかもしれませんが、どちらを選んでもフォーマル度に差はありません。
ご新婦様は、体型や着用した時の印象を客観的に見てどちらが似合うか選んであげているご様子。
一方ご新郎様からは起源・ルーツを知った上で決めたいなんてお声もしばしば。
男性ならではのこだわりかもしれませんね。
そこで今回タキシードやウエディングスーツなど、ジャケットの衿型の種類や特徴・見え方をご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
【ピークドラペル】
フォーマルなタキシードのジャケットでは定番のラペル。
鎖骨付近にある衿の繋ぎ目から下の部分を “ラペル” と呼びます。
ピークドとは『尖った』という意味。
そのためラペル先が尖った衿のことをピークドラペルと呼びます。
ドレッシー・エレガント・華やか・男らしさがあり、おしゃれな装飾として魅力があります。
厳かで貫禄溢れた魅せ方にしたい方にはこちらがオススメです。
もともとタキシードのの原型は燕尾服だったため、ピークドラペルの名残があります。
それらの裾を短くして現在のスタイルになり、イギリスやヨーロッパで多く着られています。
【ショールカラー】
首からショールをかけたように見えるので『ショール』。
こちらもタキシードの定番です。
ちなみに “ショールラペル” とは言いません。
カラーと呼ばれる上衿が下まで繋がっており、継ぎ目がありません。そのためラペルではなくショールカラーになります。
ヘチマに見立ててヘチマ衿と呼ばれることも。
丸いシルエットのため柔らかさ・優しさなど、ソフトな印象になりやすくクラシカルな雰囲気を纏うことができます。
男性のビジネススーツのジャケットではほとんど見られないデザインのため、当日の特別感をより一層感じられる主役にピッタリな1着です。
ガウンを原型にタキシードスタイルになったとか。
アメリカで多く見られるデザインです。
【ノッチドラペル】
誰しも1度は着たことがあるのでは?
“ジャケット” と言えば定番のラペル。
ノッチとは『切り込み』のことです。
その名の通り、切り込みの入った衿ということですね。
ノッチドラペルでも格式高い会場で着用することに問題はありません。
ただ、フォーマルなタキシードの場合では拝絹生地を取り付けたピークドラペルやショールカラーが主になるため、どちらかと言えば準礼装な印象を持たれるかもしれません。
ウエディングスーツの衿型で多く見られます。
【ノーカラー】
一番カジュアルな衿型です。
レディースジャケットでは馴染みがありましたが、昨今メンズのジャケットでも人気が出てきました。
ウィングカラーやスタンドカラーなどの衿のないシャツと相性が良く、顔まわりがスッキリとまとまります。
蝶ネクタイとのバランスもバッチリですね。
今っぽくて人と被らない1着をお探しの方にはオススメ。
さらに衿付きのベストやクルーネックのベストと合わせると、より一層こだわりを感じるおしゃれな印象になるでしょう。
挙式から披露宴まで、ベストやシャツを変えて幅広いコーディネートが完成します。
衿の形や太さが変わるだけで印象が大きく変わります。
オーダーでは体型や好みに合わせてラペルの巾を調整することが可能です。
色やデザイン、まずはいろいろと試着してみてくださいね。
タガルでも様々なサンプルをご用意しておりますのでぜひお気軽にご相談ください。
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