タキシードやウェディングスーツと言っても、デザインやバリエーションはいろいろ。ご新婦様のドレスや式場の雰囲気によってコーディネートも様々です。
その中で今回は王道タキシードのコーデをご紹介します。
王道のタキシードスタイルでは、「白」と「黒」でのコーディネートが鉄則。
何色にも染まっていない「白」と、他のどんな色にも染まらない「黒」。この究極の2色は、結婚式に臨む新郎の改まった気持ちを表現していると言えます。
シングルジャケットでは、共生地のベストを着るかカマーバンドが必須。これは本来下着であるシャツを見せるのは恥ずかしいという考えと、サスペンダーの金具を隠す役割があるから。
元々はベストを着るスタイルが主流でしたが、イギリスの植民地だったインドでイギリスの軍人達があまりの暑さに耐えきれず、幅広の帯(カマー)をベスト代わりに着用したことからカマーバンドが広まったと言われています。どちらにするかは相性や好みで選ぶと良いでしょう。
シャツは白色のウィングカラーかレギュラーカラーで、スタッドボタン仕様かフライフロント(比翼仕立て)が基本。ピンタックやフリルタイプにすれば胸元がより華やかになります。袖口はダブルカフスが原則ですが、シングルカフスでもOK。
胸ポケットにはチーフを挿すのを忘れずに。白色無地のシルクかリネン素材が良しとされています。
白手袋は手に嵌めることはありませんが、準備しておきましょう。諸説ありますが、花嫁を守るための「剣」と見立て右手に持ち、同時に戦う意思がない事を表していると言われています。
蝶タイは「ブラックタイ」の呼び名通り、黒色の無地を着用します。自分でリボン型に結んで締める手結びタイプと、すでにリボン型ができている成型済のタイプがありますが、胸元により立体感の出る手結びタイプがオススメ。手結びの場合は当日焦らないように練習しておきましょう。
カフリンクスやスタッドボタンをする場合は必ず揃いのものを。素材はブラックオニキスか黒蝶貝が最適です。
シューズは黒のエナメル素材で、内羽根式ストレートチップなどの紐結びかオペラパンプスを着用します。これは靴墨で女性のドレスを汚さないようにとの配慮から。カーフレザーの内羽根ストレートチップでも良しとされる場合もありますが、エナメルシューズが間違いありません。座った時に素肌が見えないよう、黒無地で長めのソックスを合わせましょう。
タキシードから小物類までTAGARUでトータルコーディネートできます。お気軽にご相談ください。
お問い合わせ
TAGARU表参道店
〒107-0061 東京都港区北青山3-15-5 ポルトフィーノB棟2F-21
MAIL:omotesando@tagaru.jp
TEL:03-6450-6400