1. 結婚式の芳名帳とは
芳名帳(ほうめいちょう)とは、冠婚葬祭などの参列者や出席者のお名前や住所、電話番号等の情報を記入してもらう冊子や名簿のことです。
英語で「ゲストブック」と言います。
結婚式では、当日ゲストに受付で必要事項の記入をしてもらい、受付係がご祝儀をいただいたかをチェックする用途として使われており、結婚式後には、ご祝儀をいただいたお礼やプレゼント、年賀状などを送る際に確認する役割などがあります。
近年ではSNSの普及で年賀状を送る方が少しずつ減少している影響もあり、芳名帳は名前のみで大丈夫!という方も多いようです。
芳名帳にどこまで記帳いただくか、またその形式はどのようにするかなど、人ぞれぞれですが、招待状や席次表などのウエディングアイテムと共通して、結婚式には欠かせないアイテムとして挙げられています!
1つ目は冊子式、本のようにページが連なっているタイプです。
こちらは本のように既に表紙や裏表紙があるため、別でバインダーやファイルを準備する必要がありません。
また、ゲストの人数によって必要ページ数が変わってきてしまうのが芳名帳ですが、本状であれば1冊である程度のページ数があるため、足りなくなった時のため何冊か(最低でも2冊以上)準備しておくと安心感があります。
2つ目は名簿式です。
こちらはバインダーやファイルを別で用意する必要がありますが、既にご自身のバインダー等がある場合は、最もコストを抑えることができる形式と言えるかもしれません。
また、冊子状と違い、のどの部分(冊子の内側の部分)にあたる箇所が存在しないため、ゲストにとっては書きやすいのもポイントです。
3つ目はカード式です。
従来の芳名帳は、結婚式当日の受付でゲストにご自身の情報をご記入いただくスタイルが主流でした。
しかし最近だと、事前に招待状とセットでゲストに送付して集めるというスタイルも人気が出ています。
事前にご記入いただくことで、当日式場受付での混雑を防げて、ゲストが慌てずゆっくり住所や名前、裏面にはメッセージやちょっとしたイラストを書くこともできます。
「住所を書きたくない」「個人情報を周りに見られたくない」という方もこの方法なら安心ですよね。
また、新郎新婦によってはゲストの受付での手間を考慮して「芳名帳はいらない」と判断することもありますが、そういった方はカード式にしてみるといいかもしれません。
参列するゲストの人数が多い結婚式では特におすすめの方法です。
3. 結婚式の芳名帳の用意方法
そんな芳名帳ですが、新郎新婦の方はどのように用意されているのでしょうか?
日常的に使うものではないので意外と知らない方も多いかもしれませんが、「ゲストの情報を記帳するもの」とは言え、大切な結婚式の1つのアイテムです。
折角なら新郎新婦のお気に入りのテイスト・デザインの物を一緒に考えて準備出来たらいいですよね!
そこでここからは芳名帳の準備方法と、各方法の特徴やメリットなどをお伝えしていきます。
芳名帳を用意する方法は、大きく分けて3つに分けられます。
まず1つ目は、ショップなどで芳名帳を「購入する」という方法です。
結婚式用として初めて用意する方は「そもそもどこで売ってるの?」と思うかもしれませんが、ネットで検索すると販売ショップも多く、場所によってはホームセンターや100均で売っているところもあるそうです。
こちらは特に準備もいらず、ただ商品を選んで購入するだけなので、最も時間と手間のかからない方法と言えます。
参列するゲストの人数によって必要な枚数は変わりますが、大体~5,000円程度で購入可能な芳名帳が多いようです。
冊子やカードタイプのものまで、デザインは変更出来ませんが、シンプルなタイプから華やかなタイプ、かわいいタイプまで安価で簡単に用意することが可能です。また、バインダー等を別で用意する必要も無く、特にこだわりが無ければ1度の注文で完結するのはうれしいポイントですね。
次に作成をプロのデザイナーにお願いする方法です。
場合によってはバインダーやファイル等を別で購入する必要がありますが、新郎新婦に合わせたテイストで世界に一つだけのおしゃれな芳名帳を用意できます。
こちらの場合、どこで誰に依頼するかにもよりますが、おおよそ2,000円~5,000円程で依頼できることが多いです。
最近では企業だけでなく、フリーランスのデザイナーの方にもアプリやSNS等で依頼が出来るため、「想像より安い!」と感じるかもしれません。
ただし、購入と違ってデザインのヒアリング~作成、修正、発送、と納品までに少し時間を要する可能性があるため、ゆとりを持って依頼をすると安心です。
デザインをお願いしている間は、ウェルカムスペースや受付に飾る他のペーパーアイテムを決める、オーダーしたデザインにあったギフトや小物を購入しておく、などすると時間も有効活用出来そうですね!
最後はおふたりで協力してオリジナルの芳名帳を作ってしまう、という方法です。
芳名帳は名前や住所さえ載せていれば十分使用可能なため、他のウエディングアイテムと比べて比較的簡単に手作りすることができます。
そのためお好みの媒体で、お好きなテイストの芳名帳を手作りする方が非常に多いです。
当然、費用も用紙代、印刷代、その他小物代程度なので1,000円~2,000円ほどで、ご自宅にプリンターなどがある方はアイデア次第で費用をかけずに済む可能性もあります。
また、おふたりで一緒に手作りすることで、その過程も思い出になるのがおすすめする理由の1つです。
おふたりで決めたこだわりの結婚式のテイストと併せて手作りすれば、当日の結婚式への愛着もさらに湧いてきそうですよね!
4. 無料のデザインテンプレート紹介
ただゲストの名前や住所を記入してもらう、だけの役割ではない芳名帳。
新郎新婦のこだわりに合わせて、ぜひ用意する方法や形状まで考えて準備してみてください。
また、当サイト、クラフツマンパークでは無料でダウンロードして実際に結婚式で使用出来る無料のデザインテンプレートをご用意しています。
折角だから手作りしたいけどデザインを0から考えるのは大変・・・そんな方こそ、無料でダウンロードして印刷するだけの「デザインテンプレート」を活用してみてください。
既にデザインが用意されており、あとはおふたりの名前や日付などを変えるだけなので、専門的な知識も、書き方を考える必要もありません。
また、使用いただくCanvaというツールも無料で誰でも使用することが出来るので安心です。
今回クラフツマンパークは、ご紹介した「名簿式」かつご祝儀のチェック式テンプレートを準備しました!
ご自宅にプリンターが無い方でもコンビニで簡単に印刷が出来ます。
テンプレートの使用方法や印刷方法も丁寧に記載しているので、ぜひ下記ボタンからお気軽にダウンロードしてみてください!