結婚式の雰囲気づくりに欠かせない装花(そうか)。この記事では結婚式装花の基本知識から、人気のお花や相場、おしゃれなアレンジや節約のコツまで幅広くご紹介します。
どのような装花にしようか迷っている新郎新婦さんのヒントになればうれしいです。ぜひ一緒に理想の結婚式装花を見つけましょう!
目次
1. そもそも結婚式装花って?会場を彩る大切な装飾
結婚式の雰囲気をグッと素敵にしてくれるのが、装花になります。
装花とは、新郎新婦の門出を祝う花飾りのことで、挙式会場や披露宴会場をパッと明るく華やかにする役割があります。おふたりのテーマカラーや作りあげたい雰囲気を自由に表現することもできます!
特に披露宴の装花は、ゲストの目に触れる機会が多いので、お花の種類・色・ボリューム・飾り方にはこだわりたいところ。実際の打ち合わせでは、フローリストと一緒に会場の雰囲気や演出に合わせて考えるのがおすすめ!
2. 場所別に知る装花の種類とそれぞれのポイント
装花は挙式会場や披露宴会場など、飾る場所・シーンによって装花選びのポイントが変わってきます。ここでは、場所別に装花選びのポイントをご紹介します♡
式場によっては、式場側が決まったお花を飾るパターンと、好きな花材を選べるパターンがあります。事前に確認しておき用意し忘れてしまわないようにしておきましょう!
挙式会場:祭壇装花・バージンロード・チェアフラワー
教会やチャペルで挙式を挙げる際には、一般的に挙式会場の一部をお花で飾ります。
祭壇装花
祭壇とは新郎新婦が結婚を誓う場所です。祭壇装花は、主に祭壇の上または、サイドにお花を飾ります。白ベースにグリーンや淡いピンクをまぜるとチャペルらしい神聖な雰囲気を演出できます。
バージンロード
バージンロートにはお花を両サイドに敷きつめたり、花びらを散らすパターンがあります。
チェアフラワー(ベンチフラワー)
ゲストの椅子のサイドにブーケやお花を添え、席に座った瞬間から“歓迎されている”と感じてもらえる、そんなおもてなしになります。写真映えもしますし、より神聖な雰囲気に。
披露宴会場:高砂(メイン装花)・ゲストテーブル装花・ケーキ装花など
高砂(メインテーブル)
新郎新婦のテーブルもお花で飾ります。会場装花の中でも一番の力の入れどころではないでしょうか。おふたりの雰囲気や、結婚式のテーマに沿ったカラーでまとめたり、思い出深いお花を使用して会場を飾ることでより、記憶に残る結婚式に♡
ゲストテーブル
ゲストがいるテーブルに飾るのですが、主にテーブルの中心を彩ります。飾っているお花はそのままゲストに持って帰ってもらうこともあるようです。
ウエディングケーキ
ウエディングケーキを乗せるテーブルや、ウエディングケーキ自体を装花します。ケーキを華やかに彩ることで写真映えにもなるため、こだわりたいポイントの一つです!シンプルなウェディングケーキに、差し色となる花を添えるのが今っぽくておしゃれです♡
受付・ウェルカムスペース・エントランスの装花
受付やウェルカムスペースは、ゲストが最初に目にする場所ですので、印象づけるのに最適です。季節感やテーマカラーに合わせた装花を配置することで、一気に結婚式の雰囲気に。
最近はフォトスポットとしてもお花が大活躍!写真映えを狙いたい場所や、ゲストの動線に合わせて装花を工夫することで、会場全体がより楽しい雰囲気になります。そんなフォトスポットとしておすすめなのがウェルカムスペースです。背景にお花をあしらうだけで華やかになり、ゲスト同士も楽しめます。
エントランスの装花は、会場全体の第一印象を左右します。香りの良い花を選んだり、グリーンを多めに用いてナチュラルな雰囲気を出したり、演出の大切な起点になるため計画的なデザインが必要です。
3. カラー別で魅せる装花|それぞれが持つイメージとは?
装花はカラーによって大きく印象を変えます。結婚式のテーマカラーや雰囲気に合わせて、理想の配色を選びましょう。
ホワイト・ピンク系:まるでプリンセス!可愛らしくロマンチックに
優しい印象のホワイトやピンクの花をメインにすると、甘く華やかでプリンセスのような空間が広がります。新婦の純白ドレスとも相性が良いため、王道の人気カラーとして選ばれ続けています。
特にピンクは、淡いトーンから濃いトーンまで幅広く使い分けができる点が魅力です。同じピンク系でもグラデーションを意識すると、より繊細でロマンチックな雰囲気を演出できます。
ピンクとホワイトを組み合わせて、フェミニンさに少しアクセントを加えるのもおすすめ。バラなどの定番花材にチューリップやスイートピーなどの可愛らしい花を取り入れると、一層柔らかな印象になります。
オレンジ・イエロー系:まるで太陽のようなポップで明るくグリーンとの相性◎
オレンジやイエローなどのビタミンカラーは、会場全体を明るく元気な印象にしてくれます。太陽の光を連想させるため、温かくポジティブな雰囲気を演出♡
ビタミンカラーは、グリーンの葉物やウッドとの相性が非常に良いです。色のコントラストを際立たせることで、爽やかでナチュラルなイメージを作り上げることができます。
ゲストが写真を撮る際にも明るい色合いは映えやすく、その場にいる人々の気分を高めてくれる効果があります。テーブルクロスなどの装飾をベーシックカラーにすることで、お花の鮮やかさがより際立つでしょう。
レッド・ブルー・パープル系:エレガントでクールな大人かわいいを演出
レッド系の花は情熱的で力強い印象を与え、華やかさと存在感が特徴です。大人っぽい雰囲気を求めるなら、深みのある赤をメインに配色すると一気にゴージャスな空間になります。
ブルーやパープルは、クールさや神秘的なイメージを演出しやすい色合いです。ナイトウェディングや落ち着いた照明がある会場にもよく合いますよ。和婚でもパープルや深みのあるレッドなど落ち着いた色が人気です。和風モダンな雰囲気を作る場合もこういった深みのある色味がおすすめです!
レッド・ブルー・パープルといった色味を組み合わせ、差し色としてホワイトやグリーンを加えると、重たさが和らぎ洗練された印象になります。ブーケやテーブル装花でさりげなく配色バランスをとると、おしゃれ度がアップします。
ベージュ・ブラウン・モカ系:ナチュラルで柔らかいトレンドカラー
ベージュやモカ系などの落ち着いた中間色は、最近注目を集めているトレンドカラー!カフェのようにリラックスできる雰囲気が作れるため、ゲストからも好印象です。
ウッドやグリーンとの相性が良く、温かみとおしゃれ感を演出することが◎会場全体をシックにまとめたい場合にも役立つ色合いです。
これらのカラーをベースにホワイトや淡いピンクを差し込むと、ふんわりと優しい印象が一段と高まります。自然体なコーディネートを目指すなら、こうしたアースカラーの装花を検討してみると良いでしょう。
4. 結婚式装花の費用・相場と節約テクニック
費用の計算が難しいイメージのある装花ですが、相場と節約のコツを知って理想的なデザインがかなえられるようご紹介します。
会場装花の費用・相場について
結婚式の会場装花の平均は、おおよそ15万円~19万円未満のようです。見積もりの際には、祭壇やバージンロード、高砂、ゲストテーブルなど、それぞれの装花費用がどれくらいかかるのかを確認しましょう。個別の項目が合算されるため、意外に総額が大きくなることがあります。
また、季節外の花を指定すると仕入れが高価になりがちです。希望する花の季節感を考慮するだけでも、費用面を抑えられます。
さらに、フローリストや会場によっては、パッケージプランとしてセット価格が提示される場合もあります。比較検討を行い、自分たちにあった予算のプランを選ぶようにしましょう。
コスパ良く華やかに彩る方法
また、必ずしも生花を使わなくても、アーティフィシャルフラワー(造花)やドライフラワーを活用する方法もあります。デザインの幅が広がり、費用を抑えつつ華やかさを演出することができますよ。
節約する際のポイントは、高砂やメインテーブルなど目立つ部分に花のボリュームを集中させ、ゲストテーブルは小ぶりのブーケや本数は少なくとも花瓶やグラス、キャンドルなどのその他の小物で見た目にボリュームを持たせるなどのアレンジで飾ると予算を抑えつつも、むしろおしゃれに。
安価な花材やグリーンを上手に組み合わせると、コストダウンしつつも十分に華やかなコーディネートが可能です。季節の花を中心に取り入れることで、入手費用が抑えられるだけでなく、季節感が伝わり趣を感じられます。
また、挙式から披露宴にかけてドレス替えを行う場合、装花の再利用や小物を流用するなどして使い回す手段もあります。スタッフやフローリストと事前に相談し、無理なくアレンジを再利用するのもおすすめ。
5. 失敗しない結婚式装花選びのポイント
イメージとのずれや当日トラブルを防ぐために、押さえておくべきポイントをまとめました。
写真・イメージの伝え方のコツ
フローリストとの打ち合わせでは、言葉だけでなく具体的な写真やカラーサンプルを提示することをおすすめします。視覚的なイメージを共有することで、希望のデザインとのずれを減らせるでしょう。
SNSや雑誌で見つけた装花のイメージを複数用意しておくのも有効です。組み合わせたい色や花の種類を複数挙げておくと、フローリストがバランスよくアレンジしてくれます。
ただし、全く同じものを再現するのが難しいケースもあるため、必ず「これと同じ雰囲気で」と伝えるようにし、類似の花材で対応できるように配慮を♡
当日のトラブル対策&管理
花の鮮度が当日まで保たれるよう、事前にフローリストへ確認しておくのは重要です。特に暑い季節は花が傷みやすいため、保管方法について綿密に打ち合わせをしましょう。
ゲストが安心して参加できる結婚式にするには、花粉や強い香りが苦手というゲストもいる可能性があるため、香りの少ない花を選ぶなどの配慮も必要です。受け付けは花の香りが強いものでも、ゲストテーブルはお食事をする場でもあるため、見た目を楽しめる花材を選びたいところ。
当日は会場スタッフが装花の配置や移動をサポートすることが多いので、どのタイミングでどの花をどこに移動しておくかを事前に決めておくとスムーズな進行がかないます。
6. まとめ:理想の装花で素敵な挙式を作り上げよう
装花はただ花を飾るだけでなく、おふたりのイメージや会場の雰囲気を表現する大切な要素です。対策やポイントをしっかりと押さえ、最高の結婚式を実現しましょう。素敵な挙式になるようクラフツマンパーク一同願っています♡
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