ご新郎様の首元のアイテムにも様々な種類があります。
代表的なのは “蝶ネクタイ”。
その他スタイルに合わせて “アスコットタイ” や“ネクタイ” を着用することもあります。
お召しになる衣装や会場、お2人の雰囲気に合わせて選んでみてくださいね。
先日、蝶ネクタイの結び方を紹介しました。
そこで今回は新郎様はもちろん、ゲストも必見の【綺麗にネクタイを結ぶコツ】をお教えいたします。
1番シンプルで今っぽい《プレーンノット》、普段結び慣れているかもしれませんが綺麗に形作れるコツを掴みましょう。
実は相手の “目” 以外に無意識に視線がいくところは口・顎・首なんだとか。
ネクタイって思ったより見られているポイントのようです。
ぜひ練習してみてくださいね。
それでは始めましょう。
まず首にかける際、左右どちらに大剣(太い方)と小剣(細い方)を垂らしても問題ありません。
ちなみに利き手側に大剣があると巻きやすいのでオススメです。
1.ネクタイの継ぎ目あたりで大剣が上になるように交差させます。
2. 小剣を軸にして上に重ねた大剣を裏→表→裏と、ぐるり1周巻きつけます。
3. 裏側にきた大剣を、首から垂れているヒモの間から表側にひき出します。
4. 2で巻きつけた大剣側が輪になっているはず。
そこへ大剣の先を上から通します。
さあ、皆さんここまでの手順は大丈夫ですよね。
大切なのはここから。
ゆっくり丁寧に形を整えていきましょう。
5. まずはゆっくりと大剣を下へ引っ張り、ノット(結び目)を軽く引き締め形を整えていきます。
この時、輪に通した大剣の根元も引きあげるとより綺麗に形成し締まっていきます。
6. ある程度ノットが締まったら、ディンプル(くぼみ)を作ります。
人差し指で真ん中に谷を作り、サイドを親指と中指で支えM字型に抑えます。
M字に抑えて下に引き、反対の手はノットのサイドを抑えながら締めていきます。
7. 形が安定したら小剣側を引いて首回りのサイズに合わせて調整します。
8. ノットが綺麗に中心へ来るように整えたら完成です。
ノットをキュッと形作り、クッと垂直に持ち上げて立体的に仕上げるのがポイント。
ノットが緩く平たく寝かせてしまうと立体感が出ずにのっぺりとした印象になってしまいます。
綺麗に魅せるコツはやっぱり “ディンプル”。
これがあることでネクタイに陰影が現れ素材の光沢感や立体感が増します。
そこに高級感やこなれ感、おしゃれ感が醸し出されます。
ちなみに華やかな印象になるため “着飾るべきではないシーン”では、ディンプルを作るのはNGです。
ネクタイを解いた時にスルスルと1本の状態に戻れば正しい締め方ができています。
結び目が残ってしまった場合はどこかで締め方を間違えているかも。
twitterでは動画を公開しています。
自分で締める場合と締めてあげる場合、両パターンありますのでぜひこちらも参考にしてみてくださいね。
結んであげる編を撮ってみました!
大剣(太い方)を利き手側に垂らしてスタート。
ノット(結び目)下のディンプル(窪み)を綺麗に整え、立体的に仕上げることが重要です👔
大剣を引くとノットが締まり、小剣を引くと首回りが締まります。ぜひやってみてくださいね。 https://t.co/ASBvbYLUGg pic.twitter.com/TiGbT8xlVK
— オーダースーツTAGARU_表参道店 (@TAGARUomotesan) April 29, 2021