プロフィールブックは結婚式に欠かせないペーパーアイテムのひとつ。おふたりのことをゲストに深く知ってもらうだけでなく、式の待ち時間や歓談中に楽しんでいただける工夫にもなります!
本記事では、プロフィールブックの基本的な内容・構成や、作り方や準備方法をご紹介します。ゲストとの交流が深まる質問項目や、作成時の注意点などを押さえて、世界に一つだけのプロフィールブックを完成させましょう♡
記事の最後には無料でダウンロードできるプロフィールブックのテンプレートもご用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1. プロフィールブックとは?
プロフィールブックとは新郎新婦の歴史や馴初めなど、おふたりについて短時間でゲストに伝えることができる、ペーパーアイテムです!お互いが招待したゲストに、新郎新婦の性格や好みを知ってもらうことで、披露宴や二次会の会話・交流を楽しんでもらうきっかけ作りになります。
席次表やメニュー表と一体型にしたり、おふたりのストーリーをより濃く伝えるためにアルバムページを増やすなど、さまざまなアレンジが可能です。
また、結婚式の待ち時間にゲストが退屈しないよう写真や質問コーナーを設けることで、思わずクスッと笑えるようなひとり読みの時間をお届けできるアイテムなので、結婚式準備に余裕がある場合は作っておいて損のないペーパーアイテムとなっています。
2. 基本的な内容と定番項目やページ数
次に、一般的なプロフィールブックの構成や必須項目、ページ数について整理しましょう。プロフィールブックに載せる内容は自由ですが、迷ったときは8~12ページを基準にすると適度な情報量となります。結婚式のテーマに合わせたデザインやレイアウトで、統一感を持たせるのも大切なポイントです。
このボリュームなら、ゲストが読む時間も負担にならず、おふたりらしさをしっかり詰め込めます。ページ構成は主に表紙、あいさつ文、プロフィール、馴れ初め、席次表、メッセージなどに分かれますが、工夫次第で自由にアレンジが可能です。
定番項目や写真だけでなく、ゲストを喜ばせるちょっとしたクイズやおふたりの将来への抱負など、付加情報を載せることで会話のきっかけが生まれやすくなります。
2-1. 平均的なページ数は8~12ページ!
一般的には8~12ページほどでまとめることが多いです。短すぎるとおふたりの魅力を十分に伝えきれず、逆に多すぎるとゲストが読みきれなくなる可能性があります。
ちょうど良いボリュームにすると、紙のコストや印刷費などの面でもバランスよく、結婚式全体の準備スケジュールとも調整しやすくなりますよ。ページ数に合わせた情報選択を行い、特に伝えたい内容やゲストに知ってほしい部分を優先して掲載することで、充実したプロフィールブックに仕上がります。
2-2. プロフィールブックの内容と基本構成
1ページ目:表紙
表紙は結婚式のテーマやカラーに合わせてデザインするのがおすすめです。おふたりの名前と日付を入れることで、特別な日の記念品としてより思い出の一冊にすることができるでしょう。定番は、前撮りで撮影した写真を大きく載せたデザインです。雑誌やアルバム感がでてそれだけでおしゃれな雰囲気を作ることができますよ。
また、写真ではなくイラストや、あえてフォントのみのシンプルな表紙にすることで個性的な印象に!イラストはイラストレーターさんにお願いするパターンや自分たちで描くカップルもいらっしゃるようです。
2ページ目:ご挨拶
ここではゲストへの感謝や本日の楽しみ方など、簡単ながらも気持ちをしっかり伝えるメッセージを掲載します。プログラムの流れや注意事項を記載しても便利ですが、文章量が多くなりすぎないようにバランスを取りましょう。前向きで明るい文章を意識し、招待したゲストにリラックスして楽しんでもらえるよう心がけます。
3ページ目:おふたりの基本情報(プロフィール)
名前、誕生日、出身地、職業、趣味や特技など、新郎新婦それぞれの基本情報を顔写真と共にまとめたページです。シンプルなレイアウトで見やすくすることがポイント!
血液型や好きな食べ物などのプチ情報を入れると、ゲストの心にも残るでしょう。また、質問形式でユーモアを加えると読む楽しさが増すため、おふたりのキャラクターが伝わるような欄を作るのも◎
「嫌いなもの」よりも「好きなもの」の掲載を心がけましょう!そうすることで明るくウエディングらしい内容になりますよ。
4ページ目:新郎新婦それぞれの歴史
幼少期から学生時代、社会人になったころまでを振り返り、その頃の写真やエピソードを交えながら書き込むことで、おふたりの人柄や背景がみえるヒストリーページ。ふと顔がほころんでしまうような幼少期の写真や、学生時代の写真があると一気に読みやすくなり、ゲストもあの頃を思い出し懐かしい気持ちに。
2ページほど使用してお互いのヒストリーを紹介するカップルもいるくらい、力を入れたくなるページの一つです!歴史以外にもおふたりならではの特集コーナーを作ったり、個性を存分に発揮したいスペースですね◎
5ページ目:おふたりの馴初め
出会いのきっかけや付き合い始めのエピソードを短めにまとめ、微笑ましいエピソードとして紹介します。共通の趣味や友人の紹介など、おふたりらしさが感じられる内容を織り交ぜると、ゲストも読んでいるうちに笑顔になるでしょう。このページがきっかけで、ゲスト同士の会話にも花が咲きやすくなりますし、ゲストとしても知れてうれしい内容となるため、プロフィールブックには欠かせない内容になります♡
6ページ目:席次表
席次表をまるごと入れ込むと、案内にも便利ですしペーパーがかさまずゲストへの配慮もできます。掲示タイプと合わせて設置しておくと、混雑を避けながらスムーズに着席してもらえます。
あわせて各テーブル名やゲストのご所属、ご関係を簡単に紹介するのも良いかもしれません。席次表によってゲスト同士のつながりを明確にでき、歓談のきっかけにもなります。
おふたりの仲間や家族との思い出写真を掲載し、今まで支えてくれた人々への感謝を伝えます。ゲストに主役との心温まる経験を思い出してもらえるよう、簡単なエピソードやメッセージを添えると良いでしょう。このページをきっかけに、当日も思い出話に花が咲きやすくなるはずです。
8ページ目:裏表紙
最後のページには、その日の日付やお礼の言葉を添えて感謝の気持ちを表しましょう。表紙とのバランスやデザインを合わせてスタイリッシュに仕上げると、全体的に統一感が生まれます。記念に取っておきたくなるような裏表紙に仕上げれば、おふたりにとってもゲストにとっても素敵な思い出になります。
3. プロフィールブックのタイプについて
プロフィールブックにはさまざまな種類があります。式の雰囲気や配布方法に合わせて選んでみましょう。
手軽なものやこだわりの強いものまで、プロフィールブックの形は様々。式場やゲストの人数、演出にかける時間などを考慮して、自分たちに合ったタイプを選ぶことが大切です。スタンダードなブック型やパンフレット型だけでなく、巻物型などはオリジナリティを演出するのに適しています。ゲストの反応を想像しながら、楽しく検討してみましょう。
それぞれ印刷方法や仕上がりの雰囲気が異なるため、試作品を作ってみるのも良いですよ♡とことんこだわって素敵なプロフィールブックを完成させましょう。
3-1. ブック型
ブック型はアルバムのようにもなるため、一生に一度の記念品としてしっかり残したい新郎新婦に人気のタイプです。
本のようにしっかりしたプロフィールブックから、雑誌や冊子のような薄いタイプのものまで幅広く、高級感やフォーマル感の演出はもちろんお洒落でカジュアルな結婚式にも合わせやすいタイプです。ページ数が多くてもめくりやすく、読み物としてゲストにゆっくり観賞してもらえます。
印刷や製本コストは手作りかオーダーメイドかによって変わっていきます。ペーパーにこだわりたい場合や、ゲストの人数が多い際はオーダーメイドがおすすめです。結婚式準備期間に作業ができる場合や、手作りが好きな新郎新婦さんは自宅で作るケースもあります。また、印刷はオーダーで製本は自分たちでするパターンも!予算や準備期間と相談して決めるのがおすすめです。
3-2. パンフレット型(三つ折りタイプ)
式場で席次表と一緒に配布しやすく、シンプルだけど大切な情報はしっかり伝えたいカップルにおすすめ!
折りたたみ式の冊子で、手軽かつリーズナブルに作成できるのが魅力です。デザイン次第で高級感もでますし、ポップな雰囲気も演出できるので、カジュアルなウエディングにもマッチしますよ◎
3-3. 巻物型
和装や和のテイストを前面に出したい場合には、巻物型のプロフィールブックが斬新です。意外と英字や宝の地図っぽいデザインにすることで、洋風テイストの結婚式にも◎広げる動作自体が演出の一環となり、思わずゲストが興味を持って見入ってくれるでしょう。
しっかりした巻物にする場合は通常の冊子とは異なる印刷・加工が必要になるため、作成コストやスケジュールには余裕をもって準備することが大切です。自宅で印刷して丸めるタイプであれば、リボンを結んだりシーリングワックスを乗せたりとお洒落なアレンジも楽しめますよ♡
4. ゲストも楽しめる質問項目30選!!
定番の質問からユニークなものまで、ゲストが思わずクスッと笑ったり盛り上がったりできる質問をご紹介します。
質問項目を工夫すると、プロフィールブックを読むだけでなくゲストの興味や会話を引き出すきっかけにもなります。新郎新婦の個性を存分にアピールしながら、ゲスト自身も楽しめる内容を考えてみましょう!質問は、おふたりの好きなものや思い出エピソード、将来の夢など多岐にわたると、読み物としての魅力が高まります。ゲストに答えを想像してもらう形式にするなど、いろいろなアレンジを加えてみることで楽しさ倍増ですよ♡
4-1. 定番の質問項目10選!
- お互いの第一印象は?
- 相手の好きなところ、一番尊敬しているところは?
- 好きな食べ物、嫌いな食べ物は?
- 休日の過ごし方やリフレッシュ方法は?
- 初デートの場所は?
- 付き合うきっかけとなった出来事は?
- プロポーズの言葉やシチュエーションは?
- お互いを一言で表すと?
- 最近一番うれしかった出来事は?
- ゲストに伝えたい簡単なメッセージは?
4-2. ふたりの人柄を伝える質問項目10選!
- ふたりでハマっている趣味は?
- 旅行で行きたい国や場所は?
- お互いの口癖やよく言っているセリフは?
- 集めているものやコレクションはある?
- 子供のころの将来の夢は?
- お互い動物に例えると?
- 今までで一番ハマった趣味は?
- お互いに今までで一番印象的だったデートは?
- ふたりのカラオケの十八番は?
- これだけは譲れない!というこだわりは?
4-3. 将来・結婚生活に関する質問項目10選
- 新居で欲しいインテリアや家具は?
- 同居を始めてみて感じる相手の意外な一面は?
- 相手の作る料理で好きなものは?
- 子供にさせたい習い事は?
- ふたりで挑戦したいことは?
- 夫婦円満の秘訣として大事にしたいポイントは?
- もし宝くじが当たったら何に使う?
- 記念日やイベントごとはどうやって祝う?
- 60歳になったらチャレンジしたいことは?
- 一番大切にしている家族のルールや習慣は?
5. 手作りか外注どっちにする?作成方法別のポイント
プロフィールブックを作る際の方法として、手作りと外注があります。それぞれの特徴やメリットを把握して、自分たちにピッタリの作成方法を選びましょう!
まず、自分たちで一からデザインするか、専門業者に依頼するかによって、コストや仕上がり、準備スケジュールが変わってきます。自作する場合は自由度が高く、費用を抑えやすい反面、制作期間は1~2か月と時間と手間がかかります。余裕をもって2~3ヶ月前から着手しましょう。
一方、外注の場合はプロのレイアウトや印刷によるクオリティが期待でき、1~2週間ほどで仕上げてもらえます。そのため、プロフィールブックの準備を早く済ませ他の作業にも力を入れることができます。ただし、打ち合わせや修正対応のタイミングによってはスケジュールの余裕が必要となってくるため1ヶ月前からの準備が好ましいでしょう。
それぞれの方法にメリットがあるので、準備期間やこだわり度合いなどと合わせて検討することが大切です。
5-1. 手作りマニュアル:スケジュールと準備
手作りで行う場合、最初にスケジュールをしっかり立てることが重要です。使用するソフトや印刷方法、用紙選びなどを早めに決定しましょう。
デザイン案を作ってから試作を重ねると、完成度も高まります。また、自分たちで一からデザインするのは厳しいといった場合には、テンプレートなどがありますので、そういったサービスを利用しつつおふたりらしいデザインを作成することも可能ですよ◎
手作りの温かみや自由度は大きな魅力です。ゲスト一人ひとりに伝えたい気持ちを丁寧に盛り込み、心のこもったオリジナル冊子に仕上げることができます。
5-2. 外注する場合の費用や業者の選び方
専門の業者に依頼すれば、デザインのプロがおしゃれに仕上げてくれます。完成イメージを伝えておけば、短期間で高品質な1冊を作れるのが強みです。費用はページ数やクオリティ、紙の種類によって変わりますが、安いものからこだわりの高級印刷まで幅広い価格帯があります。費用の相場は1冊数百円~1500円前後ほどになります。
依頼前にはサンプルを取り寄せたり、口コミをチェックして、納期や対応面で信頼できる業者を選ぶことも忘れずに。
6. プロフィールブック作成時に気をつけたい注意点
1つ目:忌み言葉・重ね言葉を避ける工夫
結婚式では不吉とされる表現を忌み言葉と呼びます。「切る」「離れる」「終わる」など縁起の良くない意味を含む言葉は置き換えるか避けましょう。
「しばしば」「たびたび」などの重ね言葉も避けるのがマナーとされています。代わりの表現を使うときは、前向きで柔らかいニュアンスを選ぶと安心です。
事前に家族や友人、式場プランナーに確認してもらうと、誤用を防げます。
2つ目:ゲストが写っている写真の掲載マナー
写真に映っている方々には、事前に掲載許可を取ることが望ましいです。ゲストの中には写真の掲載が嫌だと感じる方もいらっしゃるでしょう。例えば、「○○○さんが写っている写真を結婚式のプロフィールブックに使用しても大丈夫でしょうか?」など一言事前に確認することで、ゲストも不安になることなく安心してプロフィールブックを楽しむことができます。特に顔が大きく写っている場合や、個人情報につながる要素がある場合はなるべく選ばないようにしたいところ。
ゲストを巻き込んだ集合写真なども楽しいですが、仕上がりをよく見直し、プライバシーに配慮した上での掲載を心がけるようにしましょう。
7.無料デザインテンプレート紹介
最後に、作成のポイントをおさらいし、温かい想いを伝えるプロフィールブックの魅力をまとめます。
プロフィールブックはただの説明資料ではなく、新郎新婦への共感やゲスト同士の会話を生む大切なアイテムです。ページ構成や内容、デザインにこだわることで、当日の雰囲気を一層盛り上げることができます。載せる情報量とページ数のバランスや、質問項目によるコミュニケーション促進など、ポイントを押さえるとゲストが楽しめる一冊になります。
ぜひ心を込めて作り上げたプロフィールブックを活用し、人生最大の記念日をゲストとともに笑顔で過ごしてみてはいかがでしょうか。
また当サイト、クラフツマンパークでは無料でダウンロードして誰でも簡単にプロフィールブック作成ができる無料テンプレートをご用意しています。
折角だから手作りしたいけどデザインを0から考えるのは大変・・・そんな方こそ、無料でダウンロードして印刷するだけの「デザインテンプレート」を活用してみてください。
既にデザインが用意されており、あとはおふたりの名前や日付などを変えるだけなので、専門的な知識はいりません。
作成後は印刷したものにおふたりで装飾を施して、簡単ながらオリジナリティ満載のオシャレなプロフィールブックが作れます!
ご自宅にプリンターがない方でもコンビニで1枚から印刷ができます。
テンプレートやCanva(無料デザインツール)の使用方法、印刷方法も丁寧に記載しているので安心です。
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