披露宴の結びに新婦が伝える「新婦謝辞」は、ゲストへの感謝と新生活への決意をまっすぐ届けるラストスピーチ。短くても感動を生む構成、忌み言葉の注意点、家族婚・友人中心・職場ゲスト別の例文(各2種)、そのまま使える穴埋めテンプレ、当日噛まない練習法まで2026年最新版でまとめます。安心して本番に臨めます。
目次
1. 新婦謝辞とは?新郎謝辞との違いと役割
結婚式の「謝辞(しゃじ)」は、披露宴の終盤にゲストへ感謝を伝え、これからの抱負を述べる締めのスピーチです。一般的には新郎が行うケースが多いものの、近年は新郎新婦で分担して話す、新婦が代表して締めるなど、ふたりのスタイルに合わせた進行も増えています。
新婦謝辞の魅力は、“立派に話す”ことよりも、新婦だからこそ伝わる温度感で「ありがとう」を届けられること。短くても、言葉がまっすぐだと心に残ります。
2. 新婦謝辞の基本マナー3原則(これだけ押さえれば安心)

- 長さは2〜3分が目安:文字数にすると約600〜1,000文字程度。長すぎると間延びし、短すぎると感謝が薄く感じられることも。
- 構成は「導入・本題・結び」の3部構成:聞き手が理解しやすく、緊張しても迷子になりにくい。
- 忌み言葉・重ね言葉は避ける:「別れる」「切れる」「終わる」など不吉・離別を連想させる言葉、同じ言葉を繰り返す表現は言い換えると安心です。
3. 新婦謝辞のタイミング(いつ話す?)

新婦謝辞は、披露宴終盤の花束贈呈や手紙朗読の後〜送賓前に組み込まれることが多いです。感動の流れの中で言葉が届きやすい反面、涙で詰まりやすいタイミングでもあるので、文章は“短く区切れる形”にしておくのがおすすめです。
4. 心に残る新婦謝辞の基本構成(テンプレ)

結婚式 新婦謝辞は、次の流れに沿うと一気に作りやすくなります。
- 導入:来てくれたことへのお礼(ご多用のところ/遠方から など)
- 本題①:今日という日の感謝(ゲストの支え・笑顔・準備への協力)
- 本題②:家族への一言(手紙を読まない場合はここで簡潔に)
- 結び:これからの抱負+今後もよろしく
5. 【例文】新婦謝辞(シーン別)※各2種類
ここからは「新婦謝辞例文」「新婦スピーチ例文」として、そのまま使える全文を用意しました。言い回しは、あなたの言葉に置き換えてOKです。
例文1:王道・万能タイプ(フォーマルにもカジュアルにも)
例文1-A(王道・丁寧)
本日はご多用のところ、私たちの結婚式にご出席いただき誠にありがとうございます。
皆さまの温かいお言葉や笑顔に支えられ、こうして今日の日を迎えられたことを心から嬉しく思っております。
準備の段階から助けてくださった方、遠方から駆けつけてくださった方にも、改めて御礼申し上げます。
まだまだ未熟な二人ではございますが、互いを思いやる気持ちを忘れず、穏やかな家庭を築いてまいります。
今後とも末永くよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました。
例文1-B(少し柔らかめ・“自分の言葉”が出る)
本日は私たちのためにお集まりいただき、本当にありがとうございます。
皆さまの祝福の言葉や笑顔を目の前にして、今日がどれだけ特別な一日なのかを改めて感じています。
ここにいる大切な方々に支えられて、私たちは今日まで歩いてくることができました。
これからは二人で力を合わせて、笑顔の時間をひとつずつ増やしていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
例文2:家族婚・少人数婚(距離が近いから短く、温かく)
例文2-A(親族中心・感謝が伝わる)
本日はお忙しい中、私たちの結婚式にお越しいただきありがとうございます。
家族や親族の皆さんに見守ってもらいながら、この時間を過ごせたことが本当に幸せです。
今日まで大切に育ててくれた家族、そしていつも気にかけてくれる親族の皆さんに、心から感謝しています。
これからは二人で支え合い、家族との時間も大切にしながら歩んでいきます。
今日はどうか最後までゆっくり楽しんでください。ありがとうございました。
例文2-B(カジュアル・“家の空気感”で締めたい時)
今日は私たちのために集まってくれて、本当にありがとう。
少人数だからこそ、みんなの顔を見ながら話せることがすごく嬉しいです。
これまでたくさん支えてくれた家族に、改めて感謝しています。
これからは二人で協力して、あたたかい家庭を作っていきます。
今日は最後まで一緒に楽しんでいってください。ありがとうございました。
例文3:職場ゲストが多い(礼儀+今後の決意を丁寧に)
例文3-A(フォーマル・上司先輩への配慮あり)
本日はご多用のところ、私たちの披露宴にご列席いただき誠にありがとうございます。
日頃よりお世話になっております皆さまに見守っていただき、このような場を持てましたことを心より御礼申し上げます。
職場の皆さまには、至らない点も多い私を温かく支えていただき、今日という日を迎えられたことを大変ありがたく思っております。
これからも仕事と家庭の両方を大切にし、より一層成長できるよう努めてまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
例文3-B(丁寧だけど硬すぎない・好印象)
本日はお忙しい中、私たちの結婚式にお越しいただき本当にありがとうございます。
普段お世話になっている皆さまに、こうして直接感謝をお伝えできることを嬉しく思います。
職場では日々学ばせていただくことばかりで、支えていただいていることを改めて実感しています。
これからは二人で協力しながら、仕事も家庭も大切にしていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
6. 新婦謝辞を成功させる3つのコツ(当日“噛まない・泣きすぎない”)

- コツ1:一文を短くして、句点(。)で必ず呼吸する
緊張すると早口になりがち。文章は“短く区切れる形”が正解です。 - コツ2:暗記より「要点メモ」
原稿を手元に置いてOK。目線を上げるタイミングだけ決めておくと、伝わり方が変わります。 - コツ3:感情が溢れたら、間(ま)を取る
詰まっても大丈夫。沈黙は失敗ではなく、気持ちが伝わる時間です。
7. 2026年らしい新婦謝辞の“今っぽさ”を出す方法

近年の結婚式は、少人数婚や自由度の高い進行など「自分たちらしさ」を大切にする流れが強く、謝辞も“型”より“気持ち”が重視されやすい傾向です。堅い表現を並べるより、具体的なお礼を1つ入れるだけで、結婚式謝辞は一気に心に残ります。
具体的なお礼の入れ方(例)
・受付をしてくれた友人へ「朝早くからありがとう」
・余興担当へ「練習してくれた時間が嬉しかった」
・遠方ゲストへ「移動の負担がある中、本当にありがとう」
8. 忌み言葉・重ね言葉の注意(結婚式スピーチの基本)
結婚式の謝辞例文を作るときに不安なのが「忌み言葉」。結婚式では、不幸・離別・終わりを連想させる言葉や、同じ言葉を繰り返す重ね言葉を避けるのが一般的です。
言い換え例(よく出るワード)
・「忙しい」→「ご多用」
・「最後に」→「結びに」
・「終わる」→「おひらき」
・「たびたび/重ね重ね」→「改めて/心より」
※文脈次第で前向きに使える重ね言葉もある、という考え方もあります。
9. 30分で完成!穴埋めテンプレ(新婦謝辞 例文の作り方)
文章作りが苦手でも、ここを埋めるだけで新婦謝辞が完成します。
本日は【ご多用のところ/遠方より】私たちの結婚式にお越しいただき、ありがとうございます。
皆さまからの【祝福の言葉/温かい笑顔】に支えられ、今日という日を迎えられたことを心から嬉しく思います。
また、【準備を手伝ってくれた方/支えてくれた職場の皆さま】にも、改めて感謝申し上げます。
これからは【どんな家庭にしたいか(例:思いやりを忘れない、笑顔が増える)】を大切に、二人で歩んでいきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました。
10. 新婦謝辞 Q&A(よくある悩み)
Q1:花嫁の手紙を読む場合、新婦謝辞は必要?
A:必須ではありません。手紙で十分に感謝を伝えた場合は、謝辞は短く(30〜60秒)で「ゲストへのお礼+結び」だけでもOK。逆に手紙を読まない場合は、謝辞の中で家族への一言を入れるとバランスが取れます。
Q2:泣いて話せなくなりそう…どうしたらいい?
A:泣くのは自然です。対策は2つ。①区切りの良い短文にする、②“泣いても言える一文”を最後に用意する。たとえば「本日はありがとうございました」だけでも締まります。
Q3:カンペ(原稿)を見ても失礼じゃない?
A:問題ありません。最近はスマホメモを活用する方もいます。大切なのは、ずっと下を向かずに、要所で目線を上げること。
11. まとめ|新婦謝辞は“上手さ”より“具体的なお礼”で決まる
結婚式の新婦謝辞は、決まった型に当てはめるだけで十分きれいに整います。あとは、例文をベースにしながら「誰に、何をありがとうと言いたいか」を一つ足すだけ。あなたの言葉になった瞬間、ゲストの心に残るスピーチになります。
新郎謝辞も参考にしてください↓
新郎謝辞
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Craftsman Park HP:https://craftsmanpark.com/
Craftsman Park instagram:https://www.instagram.com/craftsmanpark_for_wedding/
























































