今回の記事では、結婚式までの平均的なスケジュール例のご紹介と、準備期間にやることチェックリストなど、当日に向けてのマニュアルを用意しました。おふたりで準備を進める際に参考にしてみてください!
目次
1. 平均的な準備期間
結婚式の準備では、おふたりのスケジュールに合わせて計画を立てていくことが大事になっていきます。他の先輩夫婦たちがどのようにスケジュールを立てて準備をしていたのか気になりますよね。まずは平均的な準備期間をご紹介していきます。
-1. 結婚式の準備は6ヶ月以上前から始めるカップルが多い!
結婚式の準備期間は6ヶ月~1年くらいの期間をかけるカップルが多いようです。理由としては、結婚式場やプロのメイクアップアーティスト、料理人やパティシエ、カメラマンなど、人気のあるサービスは早くから予約でいっぱいに。人気の式場ともなると1年先まで予約が埋まってしまっている可能性もあります。
そのため、気になるサービスや式場があったり、結婚式のイメージがある程度固まっているカップルは6ヶ月以上前から予約をするため、結婚式の準備がその頃から始まります。
-2. 本格的な結婚式や披露宴の準備は3~4ヶ月前からはじまる
結婚式場によっても変わりますが、ウエディングプランナーとの打ち合わせが3~4ヶ月前頃から始まり、結婚式に向けて本格的に準備がスタートします。打ち合わせは、場所にもよりますが平均して4~5回ほど行われるようです。
また、この時期から招待するゲストのリストアップを始め、ゲストの住所や連絡先などを把握しておきましょう。その際には招待状を送ることを事前に伝えておくと良いでしょう。
「指輪交換」のセレモニーを想定していて、結婚指輪の用意が済んでいない場合もこの時期から準備を始めましょう。
2. 平均的な結婚式準備のやることチェックリスト
結婚式の準備となるとやらなければいけないことが沢山あり、漠然とした不安にかられてしまいますよね。そこで、平均的な結婚式準備のやることリストを作ってみました!やることは多いですが、パートナーと役割分担をしていけばきっとスムーズに進められますよ◎
1年~6ヶ月前 | ・結婚式のイメージづくり ・挙式のスタイルを決定 ・招待客のリストアップ ・ブライダルフェアや見学に参加 ・ウエディングドレス探し、試着 ・ブライダルエステの検討や予約 ・結婚指輪の購入 |
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5ヶ月~3ヶ月前 | ・招待状の準備 ・プランナーさんと初回打ち合わせ ・披露宴の進行内容やプログラムの検討 ・BGM選び・決定 ・引き出物や引菓子の選定 ・二次会の有無を検討→開催する場合は、会場や幹事を決定 |
3ヶ月~1ヶ月前 | ・招待状を発送 ・返信ハガキがきたら、席次を決定 ・披露宴やプログラムの進行内容や演出を決定 ・ウエディングケーキのデザインを決定 ・会場装花やブーケのデザインの決定と準備or依頼 ・衣装小物を選定 ・ヘアメイクリハーサル ・当日のカメラマンさんの手配 ・当日流すムービーの準備or依頼 ・ゲストの宿泊・交通手配 ・引き出物や引菓子を決定し、贈り分けの検討 ・両親への記念品の準備 ・衣装最終フィッティング |
1ヶ月~前日 | ・プランナーさんと最終打ち合わせ ・式場へ最終費用の支払い ・引き出物や引菓子の注文(ヒキタクor会場へ搬入) ・スピーチや両親への手紙・謝辞などの原稿完成 ・結婚式に使用するアイテムを搬入 ・お車代や心づけの準備 ・ウェルカムボードやリングピローの準備 ・BGMの最終決定 ・ブライダルエステ(シェービング)やネイルの準備 |
3ヶ月~1ヶ月前のやることのボリュームは多いですが、この時期になると大体のカップルは結婚式のイメージやコンセプトが固まってくるようです。そのため、本格的に選定や検討していたものを最終決定し、注文をしたり予約をしたり、手作りする物の作成を始めていきます。
ある程度イメージが固まっていればそれに沿って用意をしていくため、3ヶ月前までにイメージやコンセプトを固めることが鍵になりそうですね!
3. チェックリストを参考に結婚式当日までのスケジュール例をご紹介!
先程のリストを基にもう少し詳しく解説しながらスケジュール例を紹介していきます!
1年~6ヶ月前
① 式場のリサーチと見学
- ・予算の設定
- ・開催場所の選定
- ・日程を決める
- ・ゲストをリストアップし、招待客の人数を把握する
まず、結婚式場を選ぶ際には、予算・場所・日程・ゲストの人数をある程度決めてから探すと、式場を絞っていくことができます。式場を絞った後は、ブライダルフェアへの参加や見学をしてみましょう。3~4件ほど実際に赴き比較することをおすすめします!
② ブライダルエステの予約
ブライダル用に短期集中でキレイを目指すエステのことです。ドレス姿をより美しくするためにあり、シェービングやフェイシャルエステ、ボディラインの引き締めなどが主なメニューです。
肌やボディの悩みがある方は、6ヶ月前からじっくり時間をかけながら美容エステを受けることをおすすめします!フェイスやシェービングのみの場合は3ヶ月前から始める花嫁さんが多いようです。シェービングのみの場合は1週間~2日前までに受けることが一般的です。
③ 衣装選び
花嫁さんにとって衣装選びが結婚式のメインといっても過言ではないでしょう。そんな衣装選びですが、早めに決めておくと、お気に入りのドレスをキレイに着るために計画を立ててダイエットができるのでおすすめです。遅くてもプランナーさんとの面談までには決めておくと話がスムーズに進むでしょう。
結婚式場によっては、提携先のドレスショップ以外のウエディングドレスを選べなかったり、ドレスの持ち込みに別途料金が発生したり、持ち込み不可能な式場もありますので、あらかじめ着たいドレスが決まっている場合は、式場に持ち込み可能か確認をしましょう。
④ パートナーと話し合う
どちらかが負担になりすぎないように、準備の初期段階でパートナーとの役割分担や譲れない部分、こだわりポイントを共有しておくことがスムーズに準備を進めるコツかもしれません。一緒に楽しみながら準備を進めていきましょう!
4ヶ月前から
⑤ プランナーさんとの打ち合わせ
- ・挙式・披露宴の進行や演出内容について検討
- ・料理やウエディングケーキの検討
- ・衣装のフィッティング
初回の打ち合わせが、当日から約4ヶ月前頃から始まります。悩み・不安・分からないことなどをメモしておき、質問の準備をすることで有意義な時間を過ごすことができます。また、結婚式のイメージがある場合は実際に画像や資料を用意しておくと、認識のズレがなくスムーズにお話を進められるでしょう。
持ち込みの可否についても最初の段階で質問をすることをおすすめします!準備をしていたのに、持ち込みができなかったり、別途料金がかかってしまう可能性もあるため、初回の打ち合わせで聞いておきたいことです。
⑥ カメラマンやケータリング、メイクアップアーティストの予約など
人気なサービスはすでに予約が埋まっている可能性があるので、早い段階で予約をすることをおすすめします!衣装と同様、式場によっては持ち込み料金が発生したり、持ち込めない可能性がありますので、あらかじめ式場のプランナーさんに確認をしてみてくださいね。
⑦ ブーケの用意
- ・ブーケのイメージ
- ・ブーケの手配(会場と提携しているフローリスト/外部のフローリスト/ご自身や友人、家族)
ブーケの準備は3ヶ月前頃から始めると丁度良いです。式場やドレスが決定し、それらの雰囲気に合ったブーケを作ることがきます。ブーケの手配先も色々ありますので、式場と相談をして決めましょう。ブーケのイメージが決まったら挙式の2ヶ月前くらいにフローリストへ連絡し製作をお願いします。
⑧ 招待状の作成・発送
- ・ゲストのリストアップ
- ・ゲストの住所や連絡先を伺う
- ・ゲストへアレルギーの確認
- ・結婚式の受付・司会・スピーチなどの選定
招待状を作成は、3ヶ月前から用意をする人が多いようです。夫婦らしさを出せるアイテムでもありますので、手作りですと思い出深くなるのでおすすめです!また最近はオンライン招待状などがあり、ゲストの手間や費用を抑えられたり、データとして残すことができます。
招待状を送るタイミングは結婚式の2~3ヶ月前が一般的です。早すぎてもゲストの予定がまだ決まっておらず、都合が把握しづらいですし、遅すぎても予定が入ってしまっている可能性があります。
⑨ クラフトアイテムやウェルカムボードのデザインや作成
- ・席札
- ・芳名帳
- ・結婚証明書
クラフトアイテムもこだわりたいところですので、手作りを予定しているカップルは早めに準備を進めていくと良いでしょう。印刷会社へ依頼する場合は早めに準備を進めた方が、万が一不備があった際に作り直す時間に余裕を持つことができます。
また、クラフツマンパークではクラフトアイテムのテンプレートを用意しているのでぜひご覧ください!
⑩ 引き出物の検討
- ・贈り物を選ぶ
- ・ゲスト別に贈り分けするか検討
引き出物とは、ゲストに対して「感謝の気持ち」を伝える贈り物です。親友や友人、上司、恩師など新郎新婦の間柄によって引き出物の贈り分けをする方や性別、年齢別に分ける新郎新婦も多いようです。具体的には、価格帯や品物、品物の数を変更して、お渡しするパターンがあります。
しかし、あまりにも引き出物の差が大きいと、ゲスト同士が知ってしまった場合、気まずくなってしまう可能性もあるので気を付けましょう。また、「ヒキタク」という引き出物宅配便という、後日ゲストに配送するサービスもありますのでぜひ検討してみてください!
⑪ 婚約指輪や結婚指輪の準備や検討
カップルによっては婚約指輪と結婚指輪をすでに購入しているかもしれません。婚約指輪のみ所持している場合は、教会式の結婚式では結婚指輪を用いて永遠の愛を誓う「指輪交換」を行いますので、当日までには用意をしておきましょう。
1ヶ月前から
⑫ プランナーさんと最終打ち合わせ
- ・用意した映像やBGMがある場合は提出
- ・持ち込むアイテムがすべて手配済みで準備ができているか
- ・ゲストの名前やアレルギー対応に誤りがないか
- ・BGMの用意や準備ができているか
当日の2週間前からいよいよプランナーさんと最終打ち合わせが行われます。ここでは、上記の項目や些細な事でも疑問や不安に思っていることがあれば解消しておきましょう。
⑬ ヘアメイクリハーサル
- ・ウエディングドレスや試着画像
- ・イメージするヘアメイクの画像
- ・ヘッドアクセサリーの準備
- ・要望書
ヘアメイクリハーサルとは、ヘアメイクさんが本番と同じようなメイクとヘアスタイルにしてくれる、最終調整になります。そのため、花嫁さんはヘアメイクリハーサルまでにはヘアカラーやカットを済ませた方がより本番に近い状況でヘアメイクをしてもらえますよ。
また、上記の項目にご自身の苦手な色や、得意な色などをまとめた「要望書」というものがあります。要望書を用意しておくと、メイクリストさんとのやり取りがスムーズになり、リハーサル当日を有意義な時間にすることができますよ。
⑭ 招待ゲストの宿泊・交通や心付けの準備
遠くから来てくれたゲストに対して、お車代または交通や宿の手配なども手配をするならこの時期がおすすめです。当日は渡し忘れがないように、必要な金額や、お渡しするゲスト、お品物をリストアップし、封筒なども用意をしておきましょう。封筒にもこだわりをもってアレンジされる花嫁さんも多いですよ!
⑮ ブライダルエステのシェービングに行く
いよいよブライダルエステも最終局面です。キレイになった肌をさらに美しくしていきましょう!
シェービングはお肌への刺激があるため、カミソリ負けや赤くなってしまうかもしれませんので、当日の1週間前に行うと良いでしょう。
⑯ ブライダルネイル
当日の撮影や、指輪交換やブーケを持ったり、意外と手元に注目が集まる機会が多い花嫁さん。せっかくなので手先まで美しくなっちゃいましょう。ネイルをするタイミングは早すぎると爪が伸びてしまうので当日から1週間前~前々日までに済ませておくことをおすすめします。
また、普段の状況からネイルをするのが難しいという花嫁さんは、ネイルチップを利用すると1日だけネイルを楽しむことができますよ!
いよいよ当日!
- ・朝食をしっかり食べる
- ・持ち物チェック
ウエディングドレスをキレイに着たいという思いから朝食を食べないということは控えましょう。体調が悪くなってしまう可能性があるので、しっかりと栄養を取ってから式場へ向かったほうが安心です!
メイクについては、式場でメイクをしてもらうためスキンケアと日焼け止めのみ済ませておくことをおすすめします。式場に着いてからは、身支度を済ませ、当日の流れを確認し、挙式リハーサルと写真撮影などを行います。本番はプログラムの流れに沿って進めるだけ。素敵な時間を過ごしてくださいね。
4. 結婚式の準備期間が1年~半年と長い場合のメリット・デメリット
◎メリット
・余裕をもって準備ができるため、細部までこだわることができる。
・人気サービスをあらかじめ予約してから本格的な準備を進めることができるため、ギリギリで予約を始めるよりも選択肢が豊富。
・おふたりのライフスタイルに合わせて、仕事と家事などを両立しながら準備ができるため、精神的に追われることなく負担が少ない。
✕デメリット
・考えられる時間が多い分、あれもこれもとオプションをつけていくと、気が付けば想定以上の費用がかかってしまう場合も。
・当日まで時間がある分、おふたりでモチベーションを維持することが難しい可能性も。そんな時は、やることをリストアップし計画を立てていくことで、やることが特にない期間も不安なく過ごせる。
5. 短期間で準備を進めるカップルもいる!?
親しい間柄や家族だけの小規模で行う場合や、会場が知り合いのレストランであったりする場合は短期間で準備を進めるカップルも多いようです!
-1. 結婚式の準備を3~4ヶ月で進める場合のやることチェックリスト
3~4ヶ月前 | ・結婚式のイメージづくり ・挙式のスタイルを決定 ・招待客のリストアップ ・会場選び ・プランナーさんと初回打ち合わせ ・ウエディングドレス探し、試着 ・ブライダルエステの検討や予約 ・招待状の準備 ・結婚指輪の購入 |
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2ヶ月前 | ・招待状の発送 ・披露宴の進行内容やプログラムを検討し決定 ・BGM選び・決定 ・引き出物や引菓子の選定 ・ウエディングケーキの決定 ・会場装花やブーケデザインの決定と準備or依頼 ・当日使用する映像の作成or依頼 ・衣装に必要な小物の選定 ・二次会の有無を検討→開催する場合は、会場や幹事を決定 |
1ヶ月前 | ・返信ハガキがきたら、席次を決定 ・プランナーさんと最終打ち合わせ ・ヘアメイクリハーサル ・ゲストの宿泊・交通手配 ・クラフトアイテム・ウェルカムボードの手配や作成 ・ウエディングピローの準備 ・ゲストの宿泊・交通手配 ・引き出物や引菓子を決定し、贈り分けの検討 ・両親への記念品の準備 ・衣装最終フィッティング |
1週間~前日 | ・最終確認と調整 ・式場へ最終費用の支払い ・スピーチや両親への手紙・謝辞などの原稿完成 ・結婚式に使用するアイテムを搬入 ・お車代や心づけの準備 ・ブライダルエステ(シェービング)やネイルの準備 |
3~4ヶ月で準備を進めるカップルは検討から決断までがはやいようです!また、手作りではなく、こだわりのアーティストにクラフトアイテムやウェルカムボードを依頼したり、市販の物を購入したり時間を有効活用することで、こだわりつつも期限内に用意をする方が多いそうです。
-2. 結婚式の準備期間が短い場合のメリット・デメリット
◎メリット
・準備期間が短いため短期集中でできるため、モチベーションを保ったまま本番を迎えることができる。
・迅速な対応が求められるため即決できる。
✕デメリット
・長期間の準備と比べ、選べるサービスや式場が限られてくる。
・仕事や家事と並行して準備を進めるため、スケジュール管理が難しかったり、休む暇がなく結婚式当日を迎えることになる可能性がある。
5. まとめ:計画を立てて進めよう!
結婚式の準備期間は、特に理由がない限りは1年~6ヶ月と余裕をもって設けておくといいでしょう。もし短期間で準備を進めることとなっても焦らず、必要なことをリストアップしていき、一つ一つクリアにしてくださいね◎その際は、やることチェックリストやスケジュール例を参考にしながら計画を立ててみてください!
クラフツマンパーク一同、素敵な結婚式になりますよう願っております。