第四回目の【業界人のおしゃれリアルウエディング】は、
内装設計や店舗什器などでこだわりのデザインをされている外山氏。
古いものと新しいものをうまくミックスさせて、遊び心を効かせた中に、
ゲストへの想いを配慮したこだわりの自分たちらしいウエディングを挙げられた
外山夫妻をフォトでご紹介いたします。
挙式は葉山御用邸の隣の古民家で
挙式でのお二人の装い
外山:二日間、NOWHERE BUT HAYAMAで式を行いました。
プランナーはRUSTIC WEDDING。
初日は両家の親族を呼んで行い、二日目は二人の友人たちを呼んで。
新郎新婦ともに友人でもあるファッションブランドY.M.Waltsの方にオーダーしました。
ドレスは前から見るとシンプルですが、背中にポイントとして、
両家の家紋とプロポーズの為に用意した猫の指輪ケースをモチーフにした刺繍を入れました。
エンゲージリングはアクセサリーブランドsimmonにお願いしました。
両家の家紋とプロポーズの指輪のケースとして用意した猫モチーフが刺繍
外山:二日目は新婦はヘアメイクを、新郎はシャツとタイを変えました。
シャツもタキシードと同じY.M.Waltsの方にオーダー。
タイは写真では分かりにくいですが、デジタルネクタイです。
「HAYAMA SOTOYAMA IIKIBUN」という式のタイトルが文字が流れるようにしました。
衣装は一番の見せ所であるドレスをどうするか色々と悩みましたが、
Y.M.Waltsというファッションブランドの友人が、
直前の自分たちの式で衣装を自ら製作したのを知り、
それなら、とお願いしたら快く引き受けてくれ、オーダーで製作してもらいました。
リノベーションされた築90年の古民家
外山:葉山御用邸の隣にある、リノベーションされた築90年の古民家です。
式の場所は5箇所くらい見に行きました。
軽井沢の予定でしたが、遠距離ということもあり葉山に決めました。
葉山御用邸の隣にあり、格式高い日本家屋ということもあり、
初めて見に来た時に、ここでやりたいと直感的に思いました。
日本家屋の和の空間に、ネオン管だったりヨーロッパテイストなものを取り入れて、新しいスタイルのものをやってみたいというのもありました。
式のこだわり
外山:式に《HAYAMA SOTOYAMA IIKIBUN》というタイトルをつけて、
オリジナルのロゴも作りました。
引き出物の紙袋は、某SHOPのようにブランド紙袋にオリジナルテープを貼って、リサイクル袋を作ったり。
「わざわざ二人で作り上げる」結婚式だったので、
ドレス、指輪、招待状、箸置きの製作過程をギャラリーも設けて展示し、待っている時も楽しめる式を目指しました。
お客さんのテーブル、高砂、床の間の花器は新郎の手作り。
床の間の絵は油絵をやっていた新婦が描いたものです。
友人の日は、庭にコーヒースタンドを設けて、新婦の働くNOZY COFFEEの元先輩夫婦バリスタにコーヒーを入れてもらいました。
引き出物は友人のONE KILNの城戸氏にお皿をオーダーしました。
鹿児島で作陶しており、式の前に二人で出向き、お客さん用の箸置きをひとつひとつ製作。
引き出物のお皿の裏にもロゴを押してもらいました。
外山:時間に追われる式ではなく、アットホームで時間を気にしない、
そしてローテクな自分たちらしい式を目指しました。
PROFILE 外山翔
2012年maticとして独立。
内装設計や展示会会場構成、ウィンドウディスプレイなどを手がける。
店舗什器やポップアップストアなどでは、インテリアスタイリングやプロダクトデザイン等への見識を活かし、VMDを含め総合的に空間のデザインやマネジメントまで一貫して行うことで、常にハイクオリティなプロジェクトに従事することを目指している。
matic
HP:http://matic.jp.net
Another Edition ウィンドウディスプレイ
BATOMA 会場構成
Lijou 店舗設計
Marche for wedding vol.4 インスタレーション
奥様は外山麻希さん。三宿、キャットストリートにあるシングルオリジンのコーヒー店で、PR担当として勤務。
NOZY COFFEE
HP: http://www.nozycoffee.jp/index2.php
場所
結婚式・パーティー : NOWHERE BUT HAYAMA
プランナー:RUSTIC WEDDING
ドレス : Y.M.Walts
タキシード : Y.M.Walts
エンゲージリング:simmon
マリッジリング:hitotsuchi
ブーケ:hanauta# 水野久美